連覇を目指すフランスのディディエ・デシャン監督(54)は、紙一重の勝利に「幸運だった」と認めた。W杯で82年スペイン大会以来、40年ぶりのイングランド戦。過去2度の対戦はイングランドが2勝しており、今回が初勝利だ。国際Aマッチでも過去9勝5分け17敗と大きく負け越していただけに、今回の勝利には安堵(あんど)感がにじんだ。

会見では「ビッグゲームだった。技術的にもフィジカル的にも強い素晴らしいイングランドのチームとの戦いだった。2つのPKを許してしまったが、少し運が良かった。精神力と根性で1点のリードを守り抜いた」と言葉をかみしめた。

98年フランス大会を主将として制し、4年前のロシア大会は監督としてもW杯を制した。これはザガロ(ブラジル)、ベッケンバウアー(西ドイツ)に次ぐ3人目の偉業だが、連覇となれば史上初だ。12年から代表チームを率いて丸10年、風格がただよう。大会前から主力選手に故障者が続出しても、巧みな選手起用でその穴を感じさせない。頂点まであと2勝と迫った。