サッカー界の宝がついに、神になった。アルゼンチン(FIFAランキング3位)が史上3カ国目の連覇を目指したフランス(同4位)を破り、36年ぶり3度目となるW杯の頂点に輝いた。アルゼンチンの不動のエース、FWリオネル・メッシ(35=パリ・サンジェルマン)は2ゴールを決め優勝の立役者へ。大会通じて7得点を挙げ、最優秀選手に贈られる「ゴールデンボール賞」にも輝いた。5度目の挑戦で「最後のW杯」と公言し臨んだ大舞台。華々しいタイトルの数々に唯一足りなかった、W杯の栄冠が加わった。
<メッシのこれまでの足跡>
◆1987年 6月24日生まれ、アルゼンチン・ロサリオ出身
◆95年 地元のニューウェルズの下部組織に入団
◆2000年9月 成長ホルモンが分泌されない病気で体格に恵まれず、治療費の負担を申し出たスペインのバルセロナに13歳で入団
◆04年10月 スペイン1部リーグのエスパニョール戦に17歳でデビュー
◆05年5月 同アルバセテ戦で初得点。17歳10カ月は当時のクラブ最年少記録
◆05年7月 20歳以下の世界大会であるワールドユース(現U-20W杯)にアルゼンチン代表として出場して優勝。得点王とMVPを獲得
◆05年8月 ハンガリー戦に18歳でA代表初出場。だが、レッドカードを受けて退場のほろ苦デビュー
◆05-06年 バルセロナで欧州CLとリーグ戦の2冠に貢献
◆06年6月 セルビア・モンテネグロ戦でW杯デビューし、1得点1アシスト。18歳358日はアルゼンチン代表のW杯最年少得点記録
◆07年4月 スペイン国王杯のヘタフェ戦で、86年W杯のマラドーナをほうふつさせる「5人抜きゴール」
◆07年7月 南米選手権に初出場。決勝でブラジルに敗れて準優勝。
◆08年8月 21歳で北京五輪に出場し、金メダルを獲得。U-20、U-23の年代別世界大会で2冠
◆09年12月 バロンドールを初受賞。
◆10年7月 マラドーナ監督と、W杯南アフリカ大会に出場。5試合無得点で8強止まり
◆11年7月 南米選手権で準々決勝敗退。大会後の9月に代表の主将を任される
◆11-12年 バルセロナでシーズンの公式戦60試合73得点の驚異的な成績を残す
◆13年1月 史上初となる4年連続4度目のバロンドール(12年)受賞。
◆14年7月 W杯決勝でドイツに敗れる。自身は7試合4得点でMVP
◆14-15年 スペインリーグ、国王杯、欧州CLの3冠達成
◆15年7月 南米選手権の決勝でチリに敗れ準優勝。大会MVPに選ばれたが辞退
◆15年12月 日本で開催されたクラブW杯の決勝(横浜)でリバープレートを下して優勝
◆16年6月 南米選手権の100周年大会でまたしても決勝でチリに敗れて準優勝
◆18年6月 30歳でW杯ロシア大会に出場。1次リーグ・ナイジェリア戦でW杯史上初となる「10、20、30代ゴール」を達成。だが、決勝トーナメント1回戦で最終的に優勝したフランスに敗れる
◆18-19年 欧州CLで6度目の得点王
◆19年7月 南米選手権で準決勝のブラジル戦で敗戦。チームは3位決定戦でチリに勝って3位になったが、自身は表彰式に参加せず
◆20-21年 スペイン1部リーグで最多8度目の得点王
◆21年7月 南米選手権の決勝でブラジルを破り、A代表で初のタイトルを獲得
◆21年8月 バルセロナとの関係が悪化して退団。パリ・サンジェルマンに移籍。ネイマール、エムバペとともにプレーし、21-22年のリーグ制覇に貢献
◆21年11月 史上最多記録を塗り替える7度目のバロンドール受賞
◆22年12月 W杯カタール大会で初優勝


