新型コロナウイルスの影響によりブンデスリーガは中断され、他者との接触を避けるべく多くの選手が自宅での個別トレーニングを強いられている。

そんな中、ケルン体育大学で教壇に立つインゴ・フローベーゼ教授は、仮にウイルスの感染拡大が落ち着いたとしても、直ちにリーグ戦を再開するのは難しいとみている。

同氏はビルト紙の取材に対して「選手たちは自宅での練習に励んでいるが、もちろんすべてをシミュレーションすることはできない。特にスピードの分野に関しては難しいところがあるし、また筋肉と神経の連携も失われている」とし、「(すでに10日ほど通常の練習ができていない)現在では、最大時との比較で20もしくは30パーセントほどパフォーマンスが低下している。したがって、体にかかる負荷が(リーグ戦が急きょ再開されていきなり)通常運転に戻されるようだと、負傷するリスクも格段に高まってしまう」とコメントした。

さらにフローベーゼ氏は「リーグ中断前の状態に戻すため、適正なタイミングで適正な負荷をかけていくとなれば、最低4週間はかかる。もし中断期間が長くなれば、(元のコンディションを取り戻すまで)6週間は必要となってくるだろう」と話している。