F組のポルトガルが3-3でハンガリーと引き分け、3戦3分けながら同組3位で決勝トーナメント進出を果たした。負ければ敗退のピンチに、ここまで2戦無得点だったFWクリスティアノ・ロナルド(31)が爆発。2ゴール、1アシストの活躍で、試合をドローに持ち込んだ。

 ポルトガルはハンガリーに3度リードを許したが、ロナルドの活躍で3度追いついてドローに持ち込んだ。ロナルドは前半42分にFWナニに絶妙のスルーパスを通して一時同点となるゴールをアシスト。1-2の後半5分には右クロスを右かかとで流し込み、2-3の同17分には左クロスを頭でゴールした。欧州選手権4大会で得点した史上初の選手という勲章を得て、通算17試合目の出場も最多記録となったロナルドは「もちろんうれしいが、記録は続けていれば自然についてくるもの」と話し「とにかく1次リーグを突破することが最優先だったから」と決勝トーナメントを見据えた。