ヘタフェの日本代表MF柴崎岳(26)はFWの位置で先発出場し、後半25分までプレーした。試合はホームでセビリアに0-1と敗れた。

 開幕戦のビルバオ戦同様にFWホルへ・モリーナと最前線でコンビを組んだ柴崎。相手DFピサーロとのマッチアップはなかなか制することはできなかったが、セビリア中盤の注意がおろそかになる前線からのボール奪取でチャンスを作り出していた。

 前半最大の決定機だった17分のMFアマスのシュートは、柴崎の守備から始まっている。後半もテネリフェ時代の同僚であるアマスとのコンビプレーを何度か見せたが、同25分にポルティージョと交代。その交代時にはスタンドから大きな拍手が送られたように、堂々としたプレーぶりはホームのファンからも認められた。

 試合はヘタフェが優勢に進めたが、得点を決めることができずにいるとホームチームはその代償を払うことになった。決して動きの良くなかったセビリアだったが、後半39分、カウンターから右サイドのDFメルカドのクロスをFWガンソがヒールで流してネットを揺らした。

 ヘタフェは3分間のロスタイムにセビリアゴールへと迫り続けるが、2試合連続ノーゴールに終わった。これで開幕から1分け1敗となった。

(山本孔一通信員)