DF酒井宏樹が所属するマルセイユ(フランス)は、ホームでコンヤスポル(トルコ)を1-0で下した。酒井宏はフル出場した。

 国内リーグの最近2試合に計9失点で連敗したマルセイユは、体たらくに不満を募らせたホームサポーターがピッチに発煙筒を投げ込むなど、殺伐とした中でプレー。難しい試合だったが、酒井宏は持ち前の攻撃参加で観客を沸かせた。

 後半3分、酒井宏が起点となったプレーで得たCKから先制。酒井宏は同20分に切り返しからのパスがワンツーで返された球をシュート。強さが足りずGKに阻まれ「すごくいいボールだったし、完璧なトラップだった。ああいうところは決めないと」と頭を抱えたが、見せ場はつくった。

 10日のレンヌ戦は先発も前半途中に交代。「今回はアシストやゴールなどでしっかり結果を出したかった」と果敢な姿勢を貫き、試合後は観客席に向かって拍手した背番号2に「サカイ」コールが降り注いだ。