FW大迫勇也(27)のケルンは18日に敵地でFW武藤嘉紀(25)のマインツと対戦、W杯に向けた日本代表とはまた別の戦いが再開する。大迫は日本代表ではすっかりセンターフォワードとして定着。10日のブラジル戦、14日(日本時間15日)のベルギー戦では得点こそならなかったが、ポストプレーなどでチャンスをつくった。2連敗に「本当に(ゴール前など)最後のちょっとしたところで差が出たかなと思います」。世界トップ級の強豪相手に学んだことも多いはずで、それをクラブでのプレーでも生かしたい。

 大迫はケルンで今季リーグ戦11戦中10戦で先発も、ゴールは10月1日のライプチヒ戦の1点だけ、それも試合には敗れている。昨季5位のチームもここまで2分け9敗と1勝もできず、最下位に沈む。そんな中、10月25日のドイツ杯ヘルタ戦は3-1で勝利。今月2日の欧州リーグのボリソフ(ベラルーシ)戦では大迫の2得点1アシストもあって、5-2と勝って上昇ムードになりつつある。

 マインツとは5月の昨季最終戦で対戦し、大迫は1得点1アシストと2-0の勝利の立役者になるなど相性もいい。18日は今季初白星のためにも、ゴールでチームを引っ張る。

 

 マインツFW武藤は今季11戦すべてに出場、うち9戦で先発とチームに定着した。既に3得点を挙げたが、すべて9月でそろそろゴールが欲しいところだ。昨季は故障で離脱した期間が長かったが、今季は順調そう。ただ、11月の日本代表2戦では出番なし。現在マインツは13位、昨季は終盤に残留争いを味わっただけに、早期に安全圏に入りたい。