プレーオフ(PO)準決勝が行われ、リーグ戦3位メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)は、アウェーでの同2位シドニーFC戦で1アシストを記録したが、チームは1-6で大敗し決勝進出を逃した。

今季限りでの退団を示唆している本田にとって、悲願のタイトル獲得が準決勝でついえた。右MFとして先発。前半9分にミドルシュートを放ち、何度もチャンスを演出したが得点につながらなかった。

0-3で折り返した後半は左MFでプレー同30分に右クロスをペナルティーエリア内で受けて右足ボレーを放ったが相手GKの正面を突き無得点。0-6のロスタイムに左クロスを挙げて、FWトイボネンのヘディング弾を演出。POでは2試合連続のアシストになった。

欧州の複数クラブからオファーが届き、自身3季ぶりとなる欧州復帰の可能性がある本田は、この試合を前に自身のSNSに動画で自身のメッセージをアップし「次のシーズンはどこでプレーするか、今の時点ではまだ決めていない。だけど、ここには1年間滞在すると、僕は最初から決めて話していました。なので驚いたり、がっかりしないでほしい」と退団を示唆している。

22日に、すでに1次リーグ敗退が決まっているACL同最終節、ホームでのサンフレッチェ広島戦を残しているが、オーストラリア・Aリーグでの試合はシドニーFC戦がラストマッチとなった。

今季リーグ戦では出場18試合7得点6アシストを記録。プレーオフでは出場2試合で無得点2アシストだった。