トルコ1部ガラタサライの冬の移籍計画が変更になり、放出候補だったDF長友佑都(33)の残留が濃厚になったと、13日付のトルコのトゥルキエ・ガゼテシが報じている。

昨年12月の段階ではテリム監督のリポートによると、外国人枠としてプレーする長友を放出して、センターバック(CB)に外国人選手を獲得するという計画だった。しかし、今冬の移籍市場で長友の後釜として獲得したナイジェリア代表FWオニェクル(22)がマラリアに感染していることが発覚し、テリム監督の計画は変更を余儀なくされたと伝えた。

フランス1部モナコでプレーしていたオニェクルは、期限付き移籍が決まり、ガラタサライの本拠地があるイスタンブール入りした。だが、メディカルチェックでマラリアに感染していることが発覚。治療は少なくとも1カ月かかると報じられた。

指揮官はオニェクルを長友がプレーする左サイドバック(SB)での起用を考えていたが、長友を放出することなく、CBの獲得を目指すことになったと報道。当初の予定では外国人CBだったが、獲得候補がローマに所属するトルコ代表DFチェティン(23)に変更されたと伝えた。

長友は現在、トルコの南東部にあるアンタリアでの合宿に参加している。年内最後の試合となった昨年12月28日のアンタルヤスポル戦後に去就について「わからないです」と、残留するかは不透明だと明かしていた。

(オルムシュ由香通信員)