ベルギー1部シントトロイデンの経営権を持つDMM.comが9日、Jリーグの提携クラブとサッカーゲームを使ったオンライン親善マッチ「e-Stadium at home DMMゴールデンマッチ」を開催し「シントトロイデン-大分トリニータ」が行われた。

第1試合はシントトロイデンFW鈴木優磨と大分DF三竿雄斗が対戦。2人は鹿島アントラーズ時代のチームメートで仲が良く、鈴木の指名で三竿が参戦することになった。

2人ともゲーム初心者だが、試合前から鈴木は「イメージトレーニングをしてきた」と自信を持ってコントローラーを握った。

前半からシントトロイデンが縦に速い攻撃を仕掛けゲーム内の鈴木が躍動し2得点。「鈴木、やっぱり(ボールが)おさまりますね。ゲームだとうまい」と画面の自身のプレーをほめる一幕も。

三竿はハーフタイムに選手交代をするなど反撃に転じたが、試合終了間際に1点を返すのが精いっぱいだった。2-1で勝利したシントトロイデンの鈴木は「裏のスペースをうまく使えた。鈴木あっぱれ、でした」。三竿は「緊張しました。やりたいことは出せたけど、勝たないと意味がない」と、ゲームとはいえ悔しそうな表情を浮かべていた。

第2試合は東京オリンピック(五輪)世代の対決となった。シントトロイデンFW伊藤達哉(22)と大分DF岩田智輝(23)が参戦。伊藤は「4-1-4-1」のシステムを採用。序盤からアグレッシブなサッカーを展開し「このシステムいい。みんなのびのびやっている。監督に言ってみようかな」と手応えをつかみ、前半だけで2得点した。

一方、大分は、ゲーム内の岩田が自陣でミスを連発し、岩田は「岩田、やらかしてる。ゴール前の判断が悪い」とガックリ。伊藤から「蹴るところ、つなぐところをハッキリしないと」とアドバイスを受ける場面もあった。

第2試合は4-0でシントトロイデン(伊藤)が勝利し、岩田は「次、(ゲームが)あったら岩田は出てないですね。地に足がついてなかった。これだけ失点に絡んだら立ち直れない…」。伊藤は「選手たちがのびのびしていた。このゲームのように、来季、躍動できるように頑張りたい」。