スペイン2部リーグ降格が決定しているエスパニョールは来季、久保建英が所属するマジョルカのビセンテ・モレノ監督を新たに招くことを最優先の目標に掲げているとマジョルカの地元テレビ局IB3が14日に報じた。

同メディアによると、エスパニョールは来季に向け、2部リーグを戦うチームを率いる経験豊富な監督探しに動きだしているとのこと。その際、最も関心を寄せているのがマジョルカで指揮を執るモレノ監督であるという。

エスパニョールはモレノ監督との契約を優先的に考えており、モレノ監督がマジョルカとの契約を破棄するために必要な契約解除金100万ユーロ(約1億2000万円)を支払う準備もできているとのことだ。

マジョルカとの契約が2022年6月30日まで残る中、来季続投しない旨をすでにクラブに伝えたというニュースも報じられている。マジョルカ監督を辞任する理由について、来季に向けたプランニングでクラブと意見の相違があったことが挙げられている。

またスペイン紙アスは、モレノ監督がすでにエスパニョールと交渉を開始していると伝えている。

マジョルカは今週、残留を目指してスペイン1部リーグ最後の2節を戦うことになるが、このニュースがチームに何らかの影響を与えることになるかもしれない。

(高橋智行通信員)