現在、スペイン初挑戦を終えたばかりの久保建英について、来季の去就に関する報道が多数出ており、レアル・ソシエダードやベティスが具体的な候補に挙がる他、クラブ史上初の欧州リーグ出場権を獲得したグラナダが久保獲得を希望しているというニュースが報じられていた。

そんな中、スペイン最大手のスポーツ紙マルカは24日、日本代表MF久保建英(19)の移籍先候補としてスペイン5チームの名前を挙げていた。

同紙は久保について、スペイン内外から期限付き移籍を求めるオファーが殺到していることを伝え、具体的に、「ビリャレアル、ヘタフェ、グラナダ、ベティス、レアル・ソシエダードが、日本のスターとレアル・マドリードのプランを知りたがっている。レアル・マドリードはリーグ戦で中位以上のスペインリーグのチームを好んでいる」と、来季の欧州カップ戦の出場権を争う可能性のあるチームが久保を欲していることを明かした。

この中で19日に終了したばかりの今季のリーグ戦順位が5位のビリャレアル、6位のレアル・ソシエダード、7位グラナダが来季の欧州リーグ出場権を手にしている。8位のヘタフェは現在、欧州リーグを勝ち残っており、リーグ戦では一時期、チャンピオンズリーグ圏内にいた。

最終的に15位と低迷したベティスは、すでに元レアル・マドリードやマンチェスター・シティーの指揮官だったマヌエル・ペジェグリーニを新監督に迎え、来季に向けて動き出している。またビリャレアルもハビエル・カジェハが退任し、新たにウナイ・エメリが新監督に就任したことを発表している。(高橋智行通信員)