解説者から「コロナウイルスのおかげで1部昇格できた」と言われたリーズのアンドレア・ラドリザーニ会長(46)が不快感をあらわにした。

5-0で大勝した29日のウェストブロミッジ戦を放送したアマゾン・プライムで、解説を務めたのが元女子イングランド代表のカレン・カーニー氏(33)。同氏はリーズのハイテンポなプレースタイルについて、シーズン終盤での息切れを懸念し「どんな相手にも走り勝つところは称賛に値する。1つだけ懸念しているのは、ここ何シーズンかのように、最後に力尽きてしまわないかということ」と話した。

さらに続けて「実際、彼らが昨季昇格できたのはコロナウイルスによる部分もあったと思う。リーグが中断して、休む時間が生まれたから」と説明した。

昨季のイングランド2部はコロナウイルスのため、6月にリーグ再開するまで3カ月間の休止期間があった。そこで疲れが取れたとはいえ、リーズは2位に勝ち点10差をつける圧倒的な内容で優勝。昇格を勝ち取った。ラドリザーニ会長は「まったく必要のないコメントで、我々のクラブへの敬意を欠く」と、カーニー氏の発言に憤慨していた。