ビルバオとアウェーで対戦し、1-5の大敗を喫したヘタフェのホセ・ボルダラス監督(56)が試合後の会見でメディアの質問に答えた。

同監督は先発した久保建英のパフォーマンスについて「タケ・クボは今日、相手の守備が非常に強くハードだったので、プレーへの参加が少なかったと思う。私はハーフタイムにもっと中央や他のゾーンに顔を出すように伝えたんだ。なぜなら彼は前半、右サイドにずっと張り付いていたし、バレンシアガのマークがとても良かったからね。しかし数少ないプレーへの参加は良いものだったよ」と久保により多くのものを求めたことを明かした。

後半については「改善されたと思うし、攻撃面でのプレーへの関与が増えたが、失点によりその改善は打ち消された。大敗を喫したのでチームの攻撃面についての評価をすることはできない。でも我々はタケ・クボに満足している。彼は多くのものをチームにもたらすことができるからね。今日は皆が悲しんでいるが、もう次戦(アラベス戦)について考える必要がある」と久保のパフォーマンスが向上したことを認めた。

マタのPK失敗については「今日はおそらく、大筋において我々にとってのベストゲームではなかったと思う。我々のパフォーマンスは前半優れていたがPKを失敗した。もし我々がリードしてハーフタイムを迎えていたら、シナリオは間違いなく変わっていたはずだ」と残念がっていた。

不仲がささやかれるビルバオのマルセリーノ監督と話したかについては「いや、話していない。私にとってそのことは重要ではない」と返答するにとどまった。

ボルダラスとマルセリーノの関係性については、マルセリーノがバレンシア監督時代、19年1月に行われた国王杯でヘタフェと対戦した際、ボルダラスのチームのハードなプレースタイルを批判したことに端を発し、不仲が伝えられている。(高橋智行通信員)