ヘタフェは21日、スペインリーグ第28節でエルチェとホームで対戦し、1-1で引き分けた。久々のスタメン入りを果たし、今季のリーグ戦で初アシストを記録した日本代表MF久保建英(19)について、スペイン各紙はチーム最高評価をつけている。

久保は2月6日に行われたセビリア戦で先発出場したのを最後に、その後6試合連続でベンチスタートが続き、前節アトレチコ・マドリード戦ではヘタフェ加入後初めて出場機会が訪れなかった。

エルチェ戦では、クチョ・エルナンデス、カバコが故障、マタ、ダミアン・スアレス、ニョムが出場停止と5選手が欠場した中、久保は7試合ぶりにスタメン入りすると、後半15分に右サイドからのグラウンダーのクロスでエネス・ウナルの同点弾をアシストした。

スペイン紙マルカはこの日の久保に対し、チームトップの2点(最高3点)をつけた。その他、ジェネ、アレニャ、エネス・ウナルの3選手が久保と同じ2点。ダビド・ソリア、イグレシアス、シャクラ、マティアス・オリベラ、マクシモビッチ、アランバリ、ククレジャ、アンヘル、ポルティージョの9選手が1点、出場時間の短かったティモールとポベダは評価なしだった。

スペイン紙アスの久保評価もチーム最高の2点(最高3点)。エネス・ウナルが久保と同じ2点、ダビド・ソリア、ジェネ、シャクラ、マティアス・オリベラ、マクシモビッチ、アランバリ、アレニャ、ククレジャ、アンヘル、ポルティージョの10選手が1点、イグレシアスが最低の0点、ティモールとポベダは評価なしとなった。

また、アス紙はエルチェ戦の久保のパフォーマンスについて「エネス・ウナルのゴールをアシストし、さまざまなことでチームに貢献した。モヒカとのデュエルは素晴らしかった。危険な印象を与えていたが、監督がチームをリフレッシュさせることを求めたため交代した。良い出来だった」と寸評している。久保のヘタフェ加入後のリーグ戦成績は11試合(先発5試合)、511分間出場、0得点1アシスト。

ヘタフェのリーグ戦成績は28試合7勝8分け13敗の勝ち点29で14位。次節、代表ウイーク後の4月3日にオサスナとアウェーで対戦する。

(高橋智行通信員)