欧州選手権の決勝は11日(日本時間12日)にロンドン・ウェンブリー競技場で行われ、イングランドとイタリアが対戦する。

イングランドは主要大会では自国開催で優勝した1966年W杯以来の決勝進出で、同じウェンブリーで55年前の“再現”が期待されている。

ここまで6試合でわずか1失点と守備は堅く、エースFWケーンが決勝トーナメントに入って3戦連発4得点と好調。スターリングも今大会3得点に加え、準決勝デンマーク戦では相手のオウンゴール誘発、PK獲得と2得点に絡んでいる。一方、地元メディアではフォーデンが足の打撲のため、10日の練習に参加しなかったとして、ベンチ入りが微妙だと伝えている。

サウスゲート監督は決勝に向けて「この26選手が同じように集まることはもうない。そういうものだ。彼らは既に素晴らしい遺産を残した。だが、今はメダルの色が大事だ。人生でこんなチャンスはめったにない。それをつかまえないと」と、優勝への意気込みをあらわにする。18年W杯は4強入りで、一定の評価は得たが、今回は地元の期待が最高潮なだけに「今回は勝てなければ、満たされないだろう」と話している。

ケーンは「決勝ではいろんなことが起きる可能性がある。常に正しい判断をしなければ。僕らは大会が始まる時から、優勝を目標として戦ってきた」と語っている。

◆欧州選手権はWOWOWで全試合完全生放送、WOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信される。