アルゼンチンがメッシのハットトリックでボリビアに3-0と快勝した。メッシは前半14分、後半19分、同43分にゴール。これで代表通算79得点とし、「王様」ペレの77得点を一気に抜き去って南米最多記録を樹立した。

米メディアによると、メッシは試合後、記録については語らなかったが、約2万人のファンの前で今夏優勝した南米選手権のトロフィーを掲げて「長い間、この時を待っていた。僕はこういうことを探し求め、夢見ていた」と感慨深げ。「長年待ち続けて、こんなふうになるなんて、人生唯一の瞬間だ」と続けた。新型コロナの影響で、ホームにファンが入っての試合は20カ月ぶりだった。

「ここにいるということが、最高の祝福のやり方だ。ママ、兄弟がスタンドにいる…彼らはつらいことも味わってきたけど、今はここで祝ってくれる。僕は幸せだ」。

メッシは今回の南米選手権でA代表として初タイトルを獲得するまで、同選手権やW杯で敗退を重ね、一時はメディアや同国サッカー連盟などとの問題を抱えて、代表チームを離れた時期もあっただけに、喜びは大きかったようだ。