昨年11月に他界したディエゴ・マラドーナ氏の弟ウーゴ・マラドーナ氏が28日、52歳の若さで死去した。スペイン紙アス電子版が報じた。

死因は心臓発作で、家族と暮らしていたイタリア・ナポリ近郊のモンテ・ディ・プローチダで亡くなったという。

兄ディエゴ氏と同じ攻撃的MFだったウーゴ氏は、アルヘンティノス・ジュニアーズ(アルゼンチン)の下部組織からそのままトップチームデビュー。

その後、18歳の時にナポリに移籍したものの出番はなく、アスコリ(イタリア)、ラヨ・バリェカノ(スペイン)、ラピッド・ウィーン(オーストリア)、デポルティボ・イタリア(ベネズエラ)、クラブ・プログレッソ(ウルグアイ)に所属。

1992年に日本行きを決断し、PJMフューチャーズに加入して3年間プレーした。95年から2年間、アビスパ福岡(加入時の名称は福岡ブルックス)、97年から2年間、コンサドーレ札幌に所属。現役時代の最後をブラウン・デ・アレイシェフ(アルゼンチン)で過ごし、99年に引退した。

引退後は監督としてプエルトリコ・アイランダーズ(プエルトリコ)、ボーイズ・クアルト(イタリア)、マリアーノ・ケラー(イタリア)、レアル・パレテ(イタリア)を指揮していた。(高橋智行通信員)