今月28日(日本時間29日)にパリ郊外サンドニで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝に進出したリバプールのユルゲン・クロップ監督(54)が「(対戦相手の)レアル・マドリードが優勝の本命だ」と話した。ESPN電子版が報じた。

両チームは17-18年シーズンの欧州CL決勝でも対戦。その時は3-1でRマドリードが史上最多13度目の優勝を飾った。

クロップ監督は28日の決勝に向けて「あの時(17-18年シーズン)の決勝で敗れた後、次のシーズンの決勝でRマドリードを倒そうと思った。舞台はマドリードだったし。でも相手はトットナムだった(2-0でリバプールが優勝)。だから今回マドリードとやるのは運命だ」

「Rマドリードは今や(優勝の)大本命だ。彼らの経験を考えると。我々も以前より経験は積んでいるが、比較はできない」などと話したという。

クロップ監督はその上で「(前回Rマドリードと対戦した)あの夜はハッピーではなかったが、また決勝に進めてうれしいし、優勝を勝ち取れるように挑戦したい。だがそれまでにはまだたくさんの試合がある。君たちもRマドリードについてたくさんの質問をするだろう。だからCL決勝についての話はやめようと思う」と、決勝直前まではRマドリードの話を封印すると宣言した。

リバプールはすでにイングランド・リーグ杯を制し、史上初の4冠(欧州CL、プレミアリーグ、FA杯、リーグ杯)を視野に入れている。だが今後、7日トットナム戦、10日アストンビラ戦、14日FA杯決勝チェルシー戦、17日サウサンプトン戦、22日ウルバーハンプトン戦と、CL決勝までに5試合を戦うハードスケジュールが待っている。クロップ監督は一戦必勝で臨むことを強調した。