スペイン1部・アトレチコ・マドリードがマジョルカのスペイン人DFパブロ・マフェオ(24)を獲得候補に挙げているとスペイン紙マルカが26日に報じた。

Aマドリードは今夏、右サイドバックの補強が優先事項のひとつになっており、以前よりウディネーゼに所属するアルゼンチン代表DFナウエル・モリーナが最有力候補になっている。

そんな中、クラブは現在、今年6月30日で契約が満了するシメ・ヴルサリコに低額での契約延長オファーを出しているが、現時点で返事はなく、そのまま退団する可能性があるという。その場合、同ポジションの補強がさらに必要となり、マジョルカで今季、久保建英と一緒に右サイドでプレーすることが多かったマフェオを新たに獲得候補に挙げていると同紙が伝えている。

マフェオは今季のスペインリーグで35試合(全て先発)、2950分出場して1得点3アシストを記録。現在、同紙は「1部残留を決めたマジョルカで素晴らしいシーズンを送った選手」と高評価。さらにサイドバックやウイングバックで高いパフォーマンスを発揮したことがAマドリード加入に向けてポジティブな要素になっているという。

マフェオは今季、シュツットガルトからの期限付き移籍でプレーしたが、マジョルカが1部残留を決めた場合、350万ユーロ(約4億7300万円)の買い取り義務オプションが契約に含まれていたため、完全移籍が決定している。しかし現在、Aマドリードに加え、様々なオファーが舞い込んでいると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)