バルセロナがスペイン代表MFガビ(17)に契約延長オファーを出し、返事待ちの状態になっているとスペイン紙スポルト電子版が10日に報じた。

11歳だった15年にバルセロナの下部組織に加入したガビはその後、順調にステップアップし、昨年8月にトップチームデビューを達成。さらに昨年10月に同国史上最年少で代表デビューを果たし、今月にはスペイン代表における最年少得点記録を樹立した。

素晴らしいパフォーマンスを披露しているガビを今後もずっとチームにとどめるため、バルセロナは以前より来年6月30日で満了する契約の延長に動いている。10日に、代理人を務める同クラブ下部組織出身のイバン・デ・ラ・ペーニャ氏と会談を実施した。

クラブはその際、バルセロナでプレーを続けることを第一に考えているガビに対し、断るのが非常に難しい魅力的なオファーを提示したとのことで、来週中にも契約延長の了承を得ることを待っているという。

同紙によると、新契約の内容はガビの将来性と年齢が考慮され、他の選手と比較して非常に素晴らしいものであるという。しかしクラブが現在、新型コロナウイルスの影響により極度の財政難に陥っているため、来季からの2年間はガビに我慢してもらい、年俸は低く設定されるという。

そして3季目から、ジョアン・ラポルタ会長を筆頭としたクラブ首脳陣によって新たに作成されたチームの給与体系の中、中間程度のところまで値上げされる予定だと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)