今夏すでに2人を補強しているレアル・マドリードが、来夏も視野に入れてドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(18)の獲得に動く予定だと、スペインのラジオ局カデナ・セルが14日に報じた。

パリ・サンジェルマンのエムバペ獲得は失敗に終わったRマドリードだが、今夏、リュディガーとチュアメニを補強。さらに23-24年シーズンのことも考慮し、若きイングランド代表MFを獲得候補に挙げている。

同局によると、Rマドリードはベリンガムを36歳のモドリッチの後釜に考えており、ペレス会長が移籍金として9000万ユーロ(約126億円)を用意するという。また加入が実現した場合、契約期間は5~6年になる見通しだ。

しかしベリンガムを獲得するためには大きな障害が2つある。1つはイギリスがEUを脱退したため、ベリンガムにはEU圏外枠が必要なこと。現在、同枠はビニシウス、ロドリゴ、ミリトンで占められている。

2つ目は獲得のライバルに今季の欧州チャンピオンズリーグ決勝で対戦したリバプールがいることだ。同クラブのオファーは1億ユーロ(約140億円)に達する可能性があるとみられている。

ベリンガムは20年夏にバーミンガムから移籍金2500万ユーロ(約35億円)でドルトムントに加入。今季、チームの中心選手のひとりとして公式戦44試合に出場し6得点14アシストと申し分ないパフォーマンスを見せた。(高橋智行通信員)