スペイン代表のルイス・エンリケ監督(52)が自身の去就について「スイス戦より先のことは全く心配していない」と返答した。

スペイン代表は24日、欧州ネーションズリーグでスイスとホームで対戦する。この一戦の前日、ルイス・エンリケ監督が記者会見に出席した。その際、同大会でファイナルフォー進出を果たした場合、契約切れとなる22年ワールドカップ(W杯)カタール大会後も監督を続投するかを問われ次のように返答した。

「未来は存在しない。私の未来は今日にある。これ以上のニュースはない。新しいニュースがないのは我々がそれを求めていないからであり、そう決めているからだ。今日起こるかもしれないこと、そしてスイス戦より先のことは全く心配していない。それはスペインサッカー連盟と合意していることだ」。

スイス戦については「彼らのホームで我々は終盤、主導権を握るのに苦しんだ(※結果はスペインが1-0で勝利)。スイスが明日、守備的に戦ってくると思っていない。拮抗(きっこう)した非常に難しい試合になるだろう」と予想した。

スイス戦に向けた前線のスタメンについては「まずは選手たちに伝えるが、フェラン(トーレス)、モラタ、サラビアを攻撃で起用する可能性もあり得るだろう」と明確にせず、モラタと代表に初招集されたボルハ・イグレシアスが一緒にプレーできるかについては「いい選手たちはいつでも一緒にプレーすることができる」と前線でコンビを組む可能性があることを認めていた。

またルイス・エンリケ監督は、女子スペイン代表の15人の選手たちがホルヘ・ビルダ監督の更迭を求め、代表参加を辞退したことについて、「コントロールするのが難しい異常な事態だが、スペインサッカー連盟ができる限りベストの形で解決してくれると思っている」と見解を述べていた。(高橋智行通信員)