スペイン紙マルカが2日、ワールドカップ(W杯)カタール大会(20日開幕)に向けて日本代表の特集を組んだ。

日本サッカー協会(JFA)は1日、ワールドカップ(W杯)カタール大会(20日開幕)に臨む日本代表のメンバーを発表。これを受けマルカ紙は「“サムライブルー”の26人をリードする久保」と見出しを付け、日本代表に選出されたW杯メンバーの名前を伝えた。

その際、同紙はレアル・ソシエダードでプレーする久保建英(21)について、スペインと対戦する日本のスター選手のひとりであり、W杯に向けた日本代表の中で最年少であることを強調した。

続けて、「森保一監督が発表したメンバーリストには久保の他にも、鎌田大地(フランクフルト)、遠藤航(シュツットガルト)、南野拓実(モナコ)、冨安健洋(アーセナル)といったヨーロッパのリーグで大きな存在感を発揮している選手たちが名を連ねている」と欧州の主要リーグで活躍する選手たちが複数いることを紹介。その一方、代表の常連である古橋亨梧と旗手怜央(ともにセルティック)、原口元気(ウニオン・ベルリン)、大迫勇也(ヴィッセル神戸)らが落選したことも併せて伝えている。

さらに同紙は、久保と鎌田がW杯メンバーに初選出された19人のうちのひとりであることや、酒井宏樹(浦和レッズ)とキャプテンの吉田麻也(シャルケ)が3回目、39歳の川島永嗣(ストラスブール)と36歳の長友佑都(FC東京)が4回目の参加になることにも言及した。

最後に「森保監督は招集したメンバーのうち、久保を含む数名の選手が最近負傷し、ヨーロッパのリーグの多くがW杯の1週間前まで試合を行うため、カタールに向かう直前に何人かの変更を余儀なくされる可能性がある」と指摘し、今後の日本代表の日程を伝えて締めくくった。

(高橋智行通信員)