ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)がホームでのウェストハム戦でゴールを決め、4-0での快勝に大きく貢献した。このゴールが、プレミアリーグの日本人シーズン最多得点タイの6得点目。得点に加え際立つプレーで、試合のMVPにも選出された。

2-0の後半24分、MFパスカル・グロスのグラウンダーのパスに反応。スライディングしながら、右足のアウトで押し込んだ。“三笘の1ミリ”ほどではなかったが、ゴールラインを割る前にしっかり詰めて決めた。

三笘は左サイドで先発。リーグではここ2戦ゴールがなかったが、リーグ3戦ぶり、公式戦4戦ぶりの得点を記録した。3-0の後半38分に“お役御免”で退いた。

今季リーグ6得点目。12-13年シーズンのマンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司(現セレッソ大阪)、17-18年シーズンのレスターFW岡崎慎司(現シントトロイデン)のシーズン得点数に並んだ。

プレミアリーグの日本人シーズン最多得点タイ。更新は確実とみられる充実ぶりだ。

先制点も三笘から。右サイドのMFマーチからの長いパスを受け、巧みなトラップから、ドリブルでペナルティーエリアに進入開始。ボールを奪いにきた相手の前に体を入れ、倒されてPKを獲得。キッカーで蹴り込んだMFマカリスターの先制点を“アシスト”した。

昨年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会後には、大粒の涙を流し、「日本のエースになる」と誓った三笘。その言葉通りに成長すべく、W杯後の公式戦で得点を重ねている。