ラツィオのMF鎌田大地(27)はアウェーのフロジノーネ戦に3-2の後半41分から出場し、短い出場時間の中でも好機に絡んだ。チームはそのまま勝ち、公式戦の連敗を4で止めた。

13日にサリ監督が辞任し、マルトゥシェロ・コーチが暫定的に指揮。鎌田は公式戦14試合連続のベンチスタートだった。前半13分に先制点を許したが、前半のうちに同点に追い付くと、後半12、17分に途中出場のFWカステジャーノスが2ゴールを決めて逆転した。同25分に1点差に迫られ、鎌田は同41分からピッチに立った。

後半45分、鎌田の好守から決定機が生まれる。自陣左サイドで粘り強い守備を見せ、スライディングタックルで相手ボールを奪取。MFルイス・アルベルトが拾って一気のカウンター。スルーパスに走り込んだMFラッツァーリが右足でシュートを放ったが、惜しくも枠を外れた。

同53分にも左サイドからルイス・アルベルトのパスを受けてペナルティーエリア内に侵入。巧みなボールタッチで相手2人を交わして右横にラストパスを送った。これをカステジャーノスが右足ダイレクトで狙うも枠外。ゴールにはつながらなかったが、鎌田は限られた出場時間で見せ場をつくった。