韓国が、エースFW孫興民(ソン・フンミン)主将(トットナム、31)の2試合連続得点などで、アウェーで快勝した。前半19分に先制し、後半9分に孫興民の得点、同37分にはとどめの3点目を決めた。

26年W杯北中米大会アジア2次予選C組で、韓国は3勝1分けとなった。

21日のホーム戦では、先制しながらも後半に追い付かれ、1-1で引き分けた。ユルゲン・クリンスマン監督が1月のアジア杯直後に解任され、タイとの2戦は、同国U-23(23歳以下)代表監督の黄善洪監督が臨時で指揮を執った。

アジア杯では、孫興民主将と若手のエースでパリ・サンジェルマン所属MF李康仁(イ・ガンイン、23)との暴力が絡むトラブルがあった。今回の対タイ2連戦は、チーム内の雰囲気の悪い中での試合。この日の孫興民の得点は李康仁のアシストからの得点。試合後、孫主将は「久しぶりに李康仁と抱き合ったが、とても可愛かった。これからもっと頑張ってほしい」と、内部分裂の終息を宣言した。