ブラジル代表FWリシャルリソン(26=トットナム)が28日(日本時間)、自殺を暗示するような発言をした。ブラジルESPNのインタビューに答え「22年カタールW杯以降、death(死)という単語を検索した」と、涙を流しながら明かした。

リシャルリソンはブラジル代表エースFWとして、W杯カタール大会で3得点を挙げた。しかし準々決勝で敗退した後、極度の絶望に陥り、うつ病になったことを明かした。ファンからの非難が多く、父には「もうサッカーをあきらめたい」と伝えたこともある。

「コンディションが最もいい時にW杯を迎えた。しかし自分の限界を感じた。自殺に関する話をしたくはないが、あの時は欝(うつ)になっていたと思う。すべてをあきらめたかった」といい「心理治療の専門家の助けがあり、僕の命を救ってくれたと思っている」と話した。