イングランド・プレミアリーグは「ボールアシスタント」として知られるボールパーソンに関する規定を変更し、彼らが試合中に選手にボールを投げ返すことを禁止する。

英テレグラフ電子版などが報じており、現在の「マルチボール」システムがホームチームに不当な優位性を与えているとの懸念から変更されるようだ。

最新の規定では、選手はボールボーイ・ボールガールからボールを受け取るのではなく、最も近いコーンからボールを回収することになる。この変更に伴い、タッチライン際には4個のボールが追加され、「ボールアシスタント」はボールが使われたコーンにボールを戻すことが任務となる。

ボールパーソンに関しては、19年のリバプール対バルセロナ戦で、アレクサンダーアーノルドがボールパーソンから素早い“パス”を受けて相手が準備する前にCKを蹴り、ゴールを生むなど物議を醸してきた。

他にも13年にはチェルシーMFエデン・アザールが、ボールを離そうとしない少年を蹴って退場したり、今季序盤にはフラムのGKがボールパーソンを突き飛ばす“事件”があった。