CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(24)がW杯で世界を震撼(しんかん)させた無回転FKで、リーグでは3月26日のアンジ・マハチカラ戦以来のゴールを狙う。18日はモスクワから航空機で、先発が濃厚な19日クリリア・ソベトフ戦(アウェー)の舞台サマラに移動。ここ数日、入念にチェックしてきた代名詞の「悪魔の左足」から勝利を呼ぶつもりだ。

 W杯から試合直前は集中するためコメントを極力控えてきた。この日も「いい準備をして試合に備えるだけ」と言葉少なだった。17日の練習では居残りで最大の武器であるFKを確認。「キックの違和感はない。問題なくやれると思う」と手応えを口にしていた。途中出場で25分間プレーした14日のロシア杯トルペド・モスクワ戦で蹴ったセットプレーは終了間際のCK1本だけだった。W杯デンマーク戦同様の衝撃FK弾で、自身のリーグ再開戦を飾る。(サマラ=八反誠)

 [2010年7月19日7時58分

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