5日に行われる北中米ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント2回戦・メキシコ対イングランド戦は、当初の予定通り現地時間午後6時にメキシコシティのアステカ・スタジアムでキックオフされることが決定した。
5日夕方にメキシコの首都で悪天候が予想される懸念から、メキシコ政府はキックオフ時間を早め、正午へと変更することを求めていた。
3日に国際サッカー連盟(FIFA)と両国サッカー協会の間で長時間の協議が行われ、予定通りという結論が出たと、ESPNが報じた。
ESPNの報道によると、FIFAは同じ会場で行われた決勝T1回戦のメキシコ対エクアドル戦で、雷雨のためにキックオフが1時間遅延した事態の二の舞を避けたかった。しかし両国協会が試合開始時間の変更に難色を示したという。
メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督は「すべてを変更しなければならない。これまでの努力がすべて水の泡になるわけではないが、それに近い状態だ。予定していた6時間分の計画を破棄しなければならないから。全く気に入らない」などと『ラジオ・フォルムラ』に語っていた。
イングランド代表にとっても、予定が変更されていれば、キックオフ前にメキシコシティの高地に順応する時間がさらに短くなるところだった。
アステカ・スタジアムは海抜7300フィート(約2225メートル)以上の高地にある。専門家によると、エリートアスリートが高地で最高のパフォーマンスを発揮するためには、気圧の低さと酸素量の減少による疲労を軽減するための順応期間が必要であるという。
ESPNによると、スポーツ科学者は一般的に、少なくとも2週間の長期的な順応期間を設けるか、あるいは急性の高山症状が出る前に可能な限り試合開始直前に到着する「フライイン・フライアウト」方式を推奨しているという。


