地元インドネシアで9歳のアリカ・ノファリーが8人の中で13・3点の6位に入り、大きな注目を集めた。

街中の階段や手すりを模したコースでトリック(技)を競う種目で、転倒も多かったが果敢に挑戦。順位確定後も会場内の大きな拍手に包まれ、三つ編みの少女は「楽しかった。2020(年東京五輪)に出たい」と笑顔を見せた。

母のニンさんによると、ノファリーは16年春に競技を始めた。スケートボードを楽しむいとこを見て「あれが欲しい」とおねだり。同年4月2日、7歳の誕生日プレゼントとしてデッキ(板)をもらい、競技の世界に足を踏み入れた。今大会に向けては3月の国内予選で15人中2位となり、上位2人の出場権を獲得。ニンさんは「普段は放課後に30キロ離れた練習場へ車で行って、やっているわ」と説明した。

誕生日は09年4月2日。日本でいえばセンバツ高校野球の決勝戦が行われており、今村猛投手(現広島)擁する長崎・清峰高が1-0で菊池雄星投手(現西武)の岩手・花巻東高を破り、初優勝したことなどが話題としてあった。20年東京五輪の参加資格はまだ定まっていないが、11歳となったノファリーが東京を訪れることもあるかもしれない。