ジャカルタ・アジア大会が2日、閉会した。日本選手団の山下泰裕団長(61)がこの日、総括会見を開いた。金メダル75個、メダル総数205個の結果に「予想をはるかに上回る成績。ただより大切なのは東京オリンピック(五輪)につなげること」。6冠の池江ら金19個を獲得した競泳陣について「最初に勢いをつけてくれた」。顕著な成績を収めた競技をバドミントン女子団体、フェンシング団体の女子フルーレと男子エペ、ホッケー男女として、空手など追加種目の活躍もたたえた。

一方でメダルに絡めない競技は精査する。目標に掲げる「東京五輪金30個」に向けて「結果を残せる競技には選択と集中を考えていく」と、強化費の配分を見直す可能性に触れた。

会見では海外メディアからバスケットボール男子代表の買春が選手団に及ぼした影響について聞かれた。山下団長は「大きな衝撃ではあったが、他競技のパフォーマンスに影響したとは考えていません」とした。