第1組に10秒09の自己ベストを持ち、日本勢でただ1人の出場となった高瀬慧(26=富士通)が出走。10秒15で4着となり、23日の準決勝進出の条件となる、各組3着までと4着以下のタイム上位3選手に入ることが出来ず、予選敗退となった。

 前回モスクワ大会では、10秒30で予選を着順通過できていた。10秒15のタイムそのものは悪くない。高瀬も「10秒1台を出せば準決勝に上がれると思っていた」と振り返った。だが、外国勢の8人がこの予選で9秒台を出している。やはり最低でも10秒0台が必要だったようで、高瀬も「10秒0台で走れずに悔しい。途中で置いていかれた」と悔しがった。