日本陸連の男子短距離の現場トップであるオリンピック(五輪)強化コーチに土江寛裕氏(43)が来季から就任することが23日、関係者の話で分かった。近日中に正式決定する。

 現職の苅部俊二氏(48)は退任するという。土江氏は東洋大で桐生祥秀(21)を日本人初の9秒台ランナーに育てた。長年、日本代表でも男子短距離のコーチを務め、08年北京、16年リオ五輪、17年世界選手権と男子400メートルリレーのメダルにも貢献。育成と細かなデータ分析に優れる知将が、日本陸連の最重点の強化種目「ゴールドターゲット」である男子短距離の強化を担う。