川内優輝選手(埼玉県庁)が伝統のボストン・マラソンを初制覇したことに、米メディアは日本人ランナーの背景などを報じた。

 地元紙ボストン・グローブ(電子版)は川内選手を「コーチのいないアマチュアで、高校で働いている」と紹介し、ロイター通信は「フルタイムの仕事を持つ市民ランナー」と説明。AP通信は30を超える大会で優勝経験を持つことや「2017年だけで12のマラソンを走り、5度優勝した。数多くのマラソンを走ることはトレーニングの手法だと話している」と、独特のスタイルを伝えた。

 またロイター通信は、世界選手権王者のジェフリー・キルイ(ケニア)を大雨と寒さの中で破ったことを「私にとっては最高のコンディションだった」と話したことを報じた。