2月の東京マラソンで2時間6分11秒の日本新記録を樹立した設楽悠太(26=ホンダ)が17日、都内で日本実業団陸上競技連合の17年度最優秀選手賞を受賞した。

 ボストンマラソンで初優勝した川内優輝について「すばらしいこと。同じ埼玉県でマラソンをやっている選手としていつか同じ舞台でマラソンを走りたい」と意欲を見せた。5月13日の仙台国際ハーフマラソンでは2人の直接対決も決定。「ハーフの日本記録保持者として優勝は譲れない。勝つことにこだわる」と闘志を燃やした。

 今後は5月5日に宮崎・延岡市で行われるゴールデンゲームズの1万メートルに出場する。「マラソン、ハーフマラソンと日本記録を更新できたので、あと1つトラックでも日本記録を更新することが今年の目標」と意気込んだ。マラソン日本新記録樹立の褒賞金1億円は、今月末までに自身の口座に振り込まれる見通しで「自分へのご褒美や何かに使いたい」と満面の笑みを浮かべた。