日本陸連は13日、都内で会見し、新プロジェクト「JAAF RunLink」の発足を発表した。

40年までにランニング人口2000万人を目指すもの。諸説あるが、現在は約900万人。早野忠昭チーフオフィサー(60)は「かなり高い目標だと思うが、不可能な数字ではない」と話した。ライフスタイルの中にランニングが組み込まれるような取り組みを行い、人口増加、市場の拡大を目指す。

アドバイザーを務める堀江貴文氏(46)は「フェイスブックのタイムラインに上がる『初めてマラソン。サブ4(4時間以内)達成できませんでした。もっと練習しないと』みたいな言葉が嫌。サブ4とかすごい。(投稿を見た人)萎縮してしまう」などと具体例を挙げ「走るのは敷居が高いことだと思われている。自分にはできないんじゃないかと思っている人にやってもらうことが大事」と語った。

全国に約2000~3000の大会があると言われているが、日本陸連が公認するのは200大会。非公認の大会を中心に、今後は「JAAF RunLink加盟大会」となる募集を行い、運営支援、大会価値の向上を狙う。タイムなどのランナーのデータが一元化されたシステムを19年6月をめどに構築する予定。新たな商品、サービスの開発、レースの安全性向上に生かしていく。