陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が男子100メートル決勝は日本新記録となる9秒97(追い風0・8メートル)、男子200メートル決勝でも日本歴代2位の20秒08(追い風0・8メートル)。ともに順位は3位と驚きの記録を並べた。400メートルリレーでは第2走者で出場し、37秒97の優勝に貢献した。

レース後の一問一答は以下の通り

-今大会を振り返って

サニブラウン まず4継(400メートルリレー)は優勝をするつもりでもちろんきた。37秒台で走れて、すごく満足をしています。100メートルはレースが立て続けのコンディションの中、心構えをしっかりしてきた。ベストを出せてよかった。200に戻ってきてベストで走れた。まだ課題はあったと思うのですけど、パーソナルベストを出せたので満足かなと思います。

-日本新記録の100メートルは

サニブラウン スタートから60メートルぐらいまではよかったと思うのですけど、ちょっとストライドが伸びてしまったところがあった。そこをしっかりまとめていければ、もうちょっといいタイムが出た。課題が分かった。日本選手権、世界選手権へ備えていければと思っている。

-スタートの出だしに関して

サニブラウン スタートに関しては今大会はスムーズに出られていたと思う。練習をしてきたことが少しずつ身に付いてきているのかな。

-200メートルは

サニブラウン 正直、ガス欠ではあったのですけど、ラスト1本ということで集中をした。最初の100メートルを全力でいって、そのあとのフォームを崩さなかった。最後の30メートルは、少しスピードが落ちてしまったのですけど、そこは練習の課題になってくると思う。今後に向けてのいい試合だったのかなと思う。

-米国に来た成果

サニブラウン やはり日本ではこういう体験はめったにできないと思うので、こっちにきてやはりよかったのかなと思っています。

-米国に進学したのは間違いではなかった

サニブラウン ハイレベルな中でレースをして、すごい楽しい。今後も日本選手権、世界選手権とハイレベルな試合になる。1試合1試合を楽しんでいければ。

-日本選手権へ向け

サニブラウン しっかりと休んで。1年半ぶりに日本に帰るので、おいしいご飯を食べて、レースに備えようと思います。優勝して、世界選手権の切符を取り、こっちに帰ってこられれば。