東京国際大のケニア人1年生、イェゴン・ヴィンセントが1時間2分23で全体3位の好成績を収めた。レース展開について「100%の力が出せなかった。後半はきつかった」と話した。

来日してまだ半年余り。「日本は慣れないことばかり」と語り、日本語はまだ「ありがとう」と、あいさつぐらいしか話せない。それでも同学年のジョン・ルカ(仙台育英)の通訳でチームメートとコミュニケーションをはかってきた。

好きな和食を聞くと「メニュー名が分からないから説明できない」と大爆笑。ケニアは土のロードを走るが、日本は舗装路という環境もいまだに慣れないという。将来の夢はマラソン選手かと聞くと「若いからまだ分からないよ」と笑った。マイペースなヴィンセントだが、来年正月の本番では「区間賞を狙いたい」と真剣なまなざしを見せた。