総合力では東海大が1歩リード。前回大会で悲願の初優勝を遂げたメンバー8人が残る。今季は4年生の主力に故障が続いたが、箱根には間に合う。今大会の優勝メンバーに上積みが期待できる。

展開は特に往路は接戦になりそうだ。出雲覇者の国学院大はエース浦野が前回で5区区間賞。勝負を大きく分ける山登りで、大逆転する大砲を備える。4区までも土方、青木ら力のある選手も控え、往路Vの可能性は十分。

前回2位の青学大は山下りが懸念されるが、鈴木、吉田圭ら高い次元の選手がそろう。原監督も箱根の戦い方を熟知する。2年連続往路優勝の東洋大はエース相沢の力が際立ち、山下りも今西が強い。2年連続1区区間賞の西山ら3年生世代の復調が鍵。駒大は1年生・田沢の成長が大きく力は上位。

ダークホースは箱根予選会トップで、今大会も4位と健闘した2枚看板がそろう東京国際大か。山登りの適性を備えた選手が出てくれば、上位をかき回す存在になりそうだ。