第96回東京箱根間往復大学駅伝の箱根駅伝(来年1月2、3日)の監督会見が10日、都内で行われ、青学大の原晋監督(52)は恒例となった作戦名を「やっぱり大作戦」と発表した。

理由を問われた原監督は「やっぱり4年生は強かった。やっぱり青学大を応援してよかったと言われるように」と説明。そろそろ作戦を名付けるのも辞めようかとも考えたそうだが、「毎年続けることは大切」と笑った。

今年は出雲駅伝5位、全日本2位。しかし、最終目標は箱根駅伝の総合優勝だ。前回大会は2位で、連覇が4で途切れたが、「やっぱり」強いと言われるように復権を果たす。

かねて陸上の人気を持続させ、発展させるために野球、サッカーなど他競技をライバルとする。多様なスポーツが人気を持つようになった中で、生き残るために第100回の箱根駅伝に向かって「全国化」を強く訴えた。発展へ向けて「全国の大会の仕組みを作っていかないと。進化をするために必要」と強調した。

青学大のエントリー選手は鈴木塁人、中村友哉、谷野航平、吉田祐也(いずれも4年)市川唯人、岩見秀哉、神林勇太、神号健志、吉田圭太(いずれも3年)飯田貴之、早田祥也、湯原慶吾(いずれも2年)岸本大紀、近藤幸太郎、中倉啓敦、宮坂大器(いずれも1年)。過去2年連続で5区山登りをした竹石尚人(4年)はエントリーから外れた。