東京マラソン(3月1日)で東京オリンピック(五輪)男子代表の最後の1枠獲得を目指す井上大仁(27=MHPS)が29日、合宿先のニュージーランドから成田空港に帰国した。

目指すのは2時間5分50秒の日本記録を突破しての代表権獲得だが「それ以上の走りをしたい。全体の選手の持ちタイムも過去1番だと思う、ハイレベルな戦いになる」と話した。この日、世界陸連が「厚底シューズ」禁止を見送る方針であることを伝えた英紙の報道に「何と言っていいのか。走るのは選手なので」と複雑な表情。黒木監督も「井上には合うシューズだと思うが、決まったことに従うだけなので」と話していた。