びわ湖毎日マラソン(28日、滋賀・皇子山陸上競技場発着)の大会事務局は19日、東京オリンピック(五輪)代表で出場予定だった中村匠吾(28=富士通)の欠場を発表した。左腓骨(ひこつ)筋けんしょう炎のためという。

9日にはオンラインで招待選手発表会見が行われ、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)は「彼の力からすれば、3割4割」とコンディションを説明。さらには「リーダーとしては花火を上げたいが、無理がある。『オリンピック選手=日本記録』という、過度な期待を持たれても困る。彼のプレッシャーを緩めてあげたい。優しい目で見てほしい」と要望していた。

中村は元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に出場。4区でトップに立ち、優勝に貢献していた。その後、体調不良を訴えていたという。