昨年の東京五輪(オリンピック)金メダリストのハンスル・パーチメント(32=ジャマイカ)が、男子110メートル障害の決勝レース直前に右太ももを痛めて棄権するアクシンデトに見舞われた。
トラックに登場後、レース直前のウオームアップで2台目のハードルを跳んだ瞬間に、右太ももを痛めて練習を中断。そのままトラックの脇に倒れ込んだ。駆けつけたトレーナーの治療を受けたが、回復せず、スタートラインに立てなかった。
パーチメントは昨年の東京五輪の準決勝当日に、バスを乗り間違え、ボランティアにタクシー代をもらって無事にレースに出場し、決勝も制して金メダルを獲得した。