東京マラソン財団は17日、鈴木健吾(27=富士通)が3月5日に開催される同マラソンを欠場すると発表した。

所属する富士通陸上競技部のホームページによると、鈴木は1月から合宿で走り込みに取り組んできたものの、2月に入ってから「右脚股関節に軽い痛み」を覚えたため、「大事をとって欠場する」判断に至ったという。

本人もコメントを発表し、「前回大会以来、1年ぶりのマラソンとなる東京マラソン2023に向けて準備を進めてきました。軽い練習を行うには問題ありませんが、今後、10月に行われるパリ2024オリンピックの代表選考レースであるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に向け、重大な故障につながるリスクを避けるため、欠場することといたしました」と説明した。

鈴木は男子マラソンの日本記録(2時間4分56秒)保持者で、夫人の一山麻緒(25=資生堂)とともにエントリーしていた。

発表コメントにもある通り、すでに10月15日に開催されるMGCの出場権を獲得している。