今夏の世界選手権代表選考を兼ねた大阪マラソン(26日)の招待選手会見が24日、大阪市内で行われた。

21年東京オリンピック(五輪)代表の服部勇馬(29=トヨタ自動車)は、五輪以来1年半ぶりの国内レースに向けて「自己ベストを更新したい」と2時間7分27秒の更新を目標にした。

東京五輪では熱中症に見舞われて2時間30分8秒の73位。その後もけがなどに悩まされたが、今大会に向けて4カ月間練習を積んだ。

「久しぶりに自信を持ってスタートラインに立てる」と胸を張り「今できるベストパフォーマンスを見せたい」と話した。

国内招待選手では、自己ベスト2時間7分5秒で、今大会日本勢最速の記録を持つ定方俊樹(30=三菱重工)、東京五輪の補欠に入った大塚祥平(28=九電工)らも参戦予定。

定方は「日本人1位と自己ベストが目標。2時間7分5秒(自己ベスト)を出したときよりもいい準備ができてて、今の自分の力を出せれば目標2つとも達成できると思ってるので、自信を持って臨みたい」。

大塚も、日本人最上位を目標にしながら「強い外国人選手と走る機会はあまりなかったので、持てる力を出して勝負していきたい」と話していた。

海外招待選手では、自己ベスト2時間4分41秒のハイレマリアム・キロス(エチオピア)、同2時間4分53秒のアバイネ・デグ(エチオピア)ら9人が浪速路を駆ける。