昨夏の世界選手権代表のディーン元気(31=ミズノ)が男子やり投げ決勝に臨み、77メートル94で優勝した。

同じく世界選手権代表の小椋健司(エイジェックスポーツマネジメント)が77メートル45をマークする中、ディーンは緊張感を漂わせて3投目へ。低い投てきで距離を伸ばし、小椋の記録を上回った。

今季初戦の中京大土曜競技会(4月15日)に続く雨天での試合となり「雨の日に練習しておいた方がいいんかなっていうぐらい雨ばっかり」と笑いつつ「準備して挑めた大会だったのでよかった」と手応えを得た。

今季は24年パリオリンピック(五輪)でメダルを獲得するための力をつけるべく、8月の世界選手権(ブダペスト)での決勝進出を目指す。

5月5日には世界最高峰ダイヤモンドリーグ(DL)ドーハ大会へ出場する。本格的に始まったシーズンへ「感覚をつかみながら、夏にピークを持ってこれるように試合のプランニングもしっかり取り組めば、決勝で勝負するところが見えてくる」と見通した。

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