昨年7月の世界選手権7位入賞のサニブラウン・ハキーム(24=東レ)は8着にとどまり優勝を逃した。11年ぶりの連覇の夢もついえた。

サニブラウンは現時点で8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録(10秒00)を満たしていない。昨夏の世界選手権で8位以内かつ日本人最上位につけたことにより、7月30日までに10秒00を突破した時点で、5度目の世界選手権代表に内定する。

また、8月2日以降に確定する世界ランキングで、ターゲットナンバー(出場枠の目安)以内に入れば出場資格を獲得できる。

今大会は3日の予選を、全体1位で突破した。レース後は「明日から上げていければ」と期待感を漂わせていた。準決勝も10秒26(向かい風0・6メートル)をマークしていたが、決勝ではふるわなかった。