昨夏の世界選手権(米オレゴン州)銅メダリストで、今年8月の世界選手権(ブダペスト)代表に内定している北口榛花(25=JAL)が63メートル72で優勝した。

1投目で出場選手唯一の60メートル越えとなる60メートル72をマーク。2投目でさらに距離を伸ばした。2位に2メートル50差をつけた。

今季の北口は、シーズン初戦となった4月29日の織田記念で64メートル50を記録し、早々に世界選手権の出場権を手にすると、5月6日の木南記念でも64メートル43を飛ばした。

その後のセイコーゴールデングランプリ(GGP)や日本選手権ではふるわなかったが、今月9日のダイヤモンドリーグ(DL)フランス・パリ大会では65メートル09で優勝。昨夏の世界王者のケルシー・リー・バーバー(オーストラリア)を撃破し、DL通算3勝目をつかむなど、実力を発揮する試合を重ねている。

次戦は6月30日のDLローザンヌ大会(スイス)への出場を予定している。

◆北口の今季成績一覧

〈1〉64メートル50(4月29日/織田記念)

〈2〉64メートル43(5月6日/木南記念)

〈3〉61メートル34(5月21日/セイコーGGP)

〈4〉59メートル92(6月2日/日本選手権)

〈5〉65メートル9(6月9日/DLパリ)

〈6〉59メートル69(6月13日/KLADNO THROWS)

〈7〉63メートル72(6月27日/ゴールデンスパイク)